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【3年目を生きる】東日本大震災の被災地から(3)+(1/3ページ) - MSN産経ニュース


支援経て「食べる取り組み」浸透

摂食・嚥下の「先頭」に

 東日本大震災の際に入った支援が、2年を経て根を張り、枝葉を広げている。

 先月10日、仙台市で「気仙沼・南三陸『食べる』取り組み報告会」が開かれ、被災地の病院や高齢者施設のスタッフが最近の取り組みを報告した。

 宮城県気仙沼市には震災後、在宅医療に熱心な医師や歯科医師、看護師や歯科衛生士らが入り、「摂食・嚥下(えんげ)」の支援を展開した。高齢化率が30%に達する同市では、震災を機に高齢者の機能低下が進んだ。病院や施設には食べられない高齢者があふれていたが、口から食べる支援をすれば、家での暮らしが可能だったからだ。

 「摂食・嚥下」は新しい領域だ。市内の医療職は震災直後に支援チームがやって来たときの院内の雰囲気をこう振り返った。

 「ありがたいんだけど、今、そんなことをしている状況じゃないのよね」

 しかし、「疑問を抱きながらケアに同伴するうちに、感動して断る理由もなく、向かい合うようになった」という。経管栄養で表情を失っていた患者が、口から食べて笑う。それを見た家族も幸せそうにする。


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